秋が深まる季節になると、七五三の御祝いも近づいてきます。
知り合いや親戚あるいはお孫さんなどに七五三を迎えるお子さんがいると、お祝い金をあげようと考える方も多いと思います。
七五三は決まった年齢ごとお祝いしますが、身内であればそのたびにお祝い金を贈ることになります。
七五三のお祝い金を贈るのし袋の表書きは、祝う年齢によって書き方が違うんですよ。
今回は、
- 年齢別ののし袋の表書きの書き方
- 七五三のお祝い金の相場
- お祝いを渡す時期
についてまとめました。
七五三のお祝い用のし袋の選び方と表書き
七五三はその名前の通り「三歳、五歳、七歳の節目」に子供の無事な成長を祝い、これからも健やかに成長するように祈願する行事です。
まずは表書きの書き方について見てみましょう。
- のし・水引
- のしあり/紅白 蝶結び
- 表書き
- 七五三御祝(共通)、賀御髪置、袴着祝、賀御帯解
- 名入れ
- 贈り主のフルネーム
表書きの種類が多くありますが、これは年齢によってお祝いする意味が違うからなんです。
次からどの表書きを何歳で使うのか、その由来と意味について簡単に説明しますね。
七五三の由来
七五三の起源は平安時代といわれており、宮中行事として行われていていました。
お祝いする年齢は、次のように言われています。
- 男の子・・・3歳・5歳
- 女の子・・・3歳・7歳
では、表書き使う年齢と由来を順番に見ていきましょう。
- 3歳・・・賀御髪置(おんかみおきをがす)
- 由来: 髪置(かみおき)の儀
昔は、髪の毛が病気の原因になると考えられていたので、赤ちゃんころは男女関係なく坊主頭でした。
成長して3歳になると髪の毛を伸ばし始めると言った習慣があり、これをお祝いするのが髪置きの儀です。 - 5歳・・・袴着祝(はかまぎいわい)
- 由来:袴着(はかまぎ)の儀
袴着の儀とは初めて袴をつける儀式です。
袴をつけることで一人前の男子になるとされています。今は男の子だけのお祝いになっていますが、昔は身分のある家の男女ともにお祝いをしていました。 - 7歳・・・賀御帯解(おんおびときをがす)
- 由来:帯解き(おびとき)の儀
帯解きの儀とは、子供の帯から大人と同じ帯を締める儀式のことです。
幅の広い帯を締めることで、魂をしっかり体の中にとどめ身を持ち崩さないように願うものです。
このように年齢でお祝いの意味が違うのため、のしの表書きも違うというわけなんですよ。
表書きの使い分けがわかったところで、次から気になる七五三のお祝い金の相場についてお伝えします。
七五三のお祝い金の相場
お祝い金を贈るときに、気になるのは金額の相場を表にまとめました。金額の相場はこちらの書籍を参考にしてあります。
(著者:株式会社三菱伊勢丹フォールディングス)
- 祖父母から
- 50,000~100,000
- 叔父叔母/伯父伯母
- 10,000~
- その他の親類
- 5,000~
- 知人・友人
- 5,000~
あくまで一般的な相場です。地域や風習によって違いがあるので参考としてご利用ください。
ところで、七五三のお祝いは複数回ありますが、もらった金額が「多かった・少なかった」なんて気にする人がいたり、そうでない人もいます。
親戚が多いときなどは、お互い話しをして金額を合わせておくようにすると余計なトラブルを避けられると思います。
せっかくのお祝いですから、不快にならないように気をつけたいですね(*^^*)
◆お祝い金を渡す時期は?
お祝い金を渡す時期ですが、七五三のお参りをする前までに渡すようにしましょう。
最近では11月15日にこだわらずに、それ以前の都合の良い週末や大安などを選んでお祝いする人も増えています。
そう考えると10月中旬~11月上旬頃までにお渡しするといいと思います。
最後に
七五三のお祝い金を贈るときの表書きについてお伝えしました。
年齢に合わせた表書きでお渡しすると、子供の成長を成長を見守っている気持ちが伝わってきっと喜んでもらえますよ。
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