柏餅と粽(ちまき)どちらが正式なの?
こどもの日の食べ物は?と聞かれて、
「柏餅」と答える人と
「粽(ちまき)」と答える人がいます。
ちなみに管理人宅では、「柏餅」で、
ちまきは食べたことがありません。
こどもの日が近づくと、スーパーで見かけるのも、
柏餅ばかりです。
和菓子が2つもあるなんて、
きっとなにかの意味があるはず!
気になる~、とっても気になる~
となれば、
まずは、柏餅とちまきの由来から行ってみましょう!!
早速レッツ・スタディーターイム~(≧∇≦)/
柏餅とちまきの由来に違いはある?
私は小さいころ、ちまきは柏餅の別名だと思ってだんですよ。
なぜって、これですよこれ↓
だって、こんなふうに歌っていましたからね。
「ちまき たべたべ にいさんが~」
でも、自分が食べるのは「柏餅」だし。
そうか、柏餅はちまきって言うのが本当なんだね(*^_^*)
(違うし・・・)
・・・とまぁ、大きな誤解をしたまま
大人になりましたΣ(゚д゚lll)ガーン
さてさて、同じように誤解をしている方のために、
(そんな人 あんたくらいだよ~)
まずは、ちまきの由来から詳しく見てみましょう♪
ちまきの由来
ちまきの出身地は、なんと中国!
歴史は古く、平安時代に中国から端午の節句が伝わった時に
ちまきも一緒に日本へやって来ました。
ちまきには、こんな物語があります。
昔、中国に屈原(くつげん)という詩人がいました。
この人は、とても正義感があり国を大切に想う人で、
人々に大変慕われていました。
ところが、陰謀により失脚されられてしまい、
失望した屈原は、川に身を投げてしまいます。
それが、5月5日でした。
多くの民が悲しみ、川の中の屈原が、魚に食べられないよう
太鼓を叩いて魚を脅したり、供物を投げ入れて弔いをしました。
ところが、せっかくの供物も屈原に届く前に、
悪い龍に横取りされてしまうのです。
そこで、龍が苦手な楝樹(れんじゅ)の葉っぱで餅米を包み、
邪気を払う五色の糸で縛ってから川へ流すと、
無事に屈原のもとへ届くようになったそうです。
これが、ちまきの由来です。
こんなにまでして貰えるなんて、
よっぽと慕われていたんですね。
柏餅の由来
柏餅は、江戸時代の江戸で誕生しました。
当時の日本は武家社会で、跡継ぎを残すことが
とても重用とされていました。
柏餅を包む柏は昔から神聖な木とされていたことや、
新芽がでないうちは、葉が落ちることがないといった特性あります。
これが、「子供が生まれるまでは親は死なない」に結びつき、
「跡継ぎが途絶えない」「子孫繁栄」といった、
縁起の良い食べ物として広まっていきました。
詳しくは、
こどもの日の柏餅!葉の意味は?葉は食べる?
で紹介していますので、お読みください。
現在では東西の文化として残っている
こうして、ちまきと柏餅の2つが出来上がったわけですが、
現在でも、東西の文化として両方が残っています。
割合としては、関西ではちまき、関東では柏餅となりますが、
この理由は非常にシンプルなんですね。
ひなあられの意味と由来は?関西・関東では味も形も違う?
の記事でも触れましたが、西のほうでは、伝統を重んじる傾向が強く、
このため、ちまきが伝承したんです。
まとめ
いかがでしたか?
文化の違いなので、どちらも本当なんですね( ̄ー ̄)bグッ!
今年は両方を食べ比べてみるのもいいですね☆彡
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