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おはぎとぼたもち その違いは?そこには美学があった!

季節の百科事典

「おはぎとぼたもちって、なんで名前が違うの?」
なんて、いきなりの質問がやって来ました。

ああぁ・・・で、でました^^;
娘のご印籠「なんで」が・・・

こうなると、納得するまでしつこいのが、うちの娘。
さらに、「知らないんだぁ~」みたいな視線が、
私の闘志に火をつけます!

その挑戦、受けて立ちましょう( ̄ー+ ̄)キラリ
母に挑戦するなんぞ、百万年早いと思い知りなさい!

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お供え物の定番 おはぎとぼたもち

お彼岸のお供え物の定番と言えば、

  • ぼたもち
  • おはぎ

どっちも大好きでなので、ツイツイ食べ過ぎちゃうんですが、
改めて、いつどっちを食べるのか知ってますか?

食べる時期はいつ?
  • ぼたもち・・・春の彼岸
  • おはぎ・・・・秋の彼岸

※お彼岸時期については、2017年お彼岸はいつ?簡単にわかる方法を大紹介!をお読みください。

さて、ここで娘の疑問爆弾が炸裂です。

「どっちも材料一緒なのに、名前が違うなんて、変なの~」

  • カレー粉を入れるか
  • シチューの素を入れるか

その程度の違いでしょ?

違います!ちゃ~~んと、奥ゆかしい日本の美が込められているの!
そこに、正座して聞きなさい!

おはぎとぼたもちの違いには、美学があった!

おはぎとぼたもちの違いのは、食べる時期だけじゃなくて、
作り方やその形に、日本独特の美学があったんですよ!

 icon-check-square 大きさや形の違い

おはぎとぼたもちの違いといえば、大きさと形。

ぼたもちは、春の牡丹の花をかたどっているので、丸く大きく作られます。

牡丹の花

牡丹


おはぎは、秋の萩の花をかたどっているので、小ぶりで細長く作られているんです。

<萩の花[/caption] [ad]

 icon-check-square 粒あんとこしあんの意味は?

「ぼたもちとおはぎが、
それぞれの花をイメージしているなら、
こしあんと粒あんの違いも、そこからなのね?」

残念ながら、ちょっと違うようですよ~( ̄ー ̄)ニヤリ

じつは、小豆の収穫時期 が、
2つの違いに大きく関係があったんです!(^O^)!

小豆の収穫時期は、ちょうど秋の彼岸の時期に重なります。

収穫されたばかりの小豆は、皮も柔らかくて、
一緒につぶして使っても、口当たりのよいあんができます。

でも、春のお彼岸は、冬をこして皮がかたくなった小豆
使うことになるので、皮ごと潰すと、食感が悪くなるんですよね(´・ω・`)

なので、こしあんを使うってわけなんです☆彡

あん一つをとっても、今あるものを、
できるだけ美味しく食べようとする
生活の知恵ですよね!

とはいえ、保存の技術が発達した現代では、
いつでも柔らかい小豆が使えるから、
あえて区別する必要はないのかもしれません。

けれど、日本人らしい風流がこ込められている と考えると、
季節ごとに、違う形でおはぎぼたもちを楽しむのもいいですよね(^O^)

まとめ

いかがでしたか?

  • ぼたもち・・・牡丹の花だから、こしあんで、春のお彼岸
  • おはぎは・・・萩の花だから、粒あんで 秋のお彼岸

さてさて、得意満面で、娘に講義いたしました。

「材料が一緒だからなんて、同じでしょうなんて、
単純なものじゃないのよ。
日本の風流が込められてるのよ~」
(き、きまった~~~!知的な母よね~(*´艸`*)きゃ~ )

「へ~、よっぽど暇な人が考えたんだね、変なの~」

こ、この娘は・・・・なんて情緒のないこと・・・(-_-メ)
現代っ子には、風流が通じないの??

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