「おはぎとぼたもちって、なんで名前が違うの?」
なんて、いきなりの質問がやって来ました。
ああぁ・・・で、でました^^;
娘のご印籠「なんで」が・・・
こうなると、納得するまでしつこいのが、うちの娘。
さらに、「知らないんだぁ~」みたいな視線が、
私の闘志に火をつけます!
その挑戦、受けて立ちましょう( ̄ー+ ̄)キラリ
母に挑戦するなんぞ、百万年早いと思い知りなさい!
お供え物の定番 おはぎとぼたもち
お彼岸のお供え物の定番と言えば、
- 「ぼたもち」
- 「おはぎ」
どっちも大好きでなので、ツイツイ食べ過ぎちゃうんですが、
改めて、いつ・どっちを食べるのか知ってますか?
さて、ここで娘の疑問爆弾が炸裂です。
- カレー粉を入れるか
- シチューの素を入れるか
その程度の違いでしょ?
違います!ちゃ~~んと、奥ゆかしい日本の美が込められているの!
そこに、正座して聞きなさい!
おはぎとぼたもちの違いには、美学があった!
おはぎとぼたもちの違いのは、食べる時期だけじゃなくて、
作り方やその形に、日本独特の美学があったんですよ!
大きさや形の違い
おはぎとぼたもちの違いといえば、大きさと形。
ぼたもちは、春の牡丹の花をかたどっているので、丸く大きく作られます。

牡丹
おはぎは、秋の萩の花をかたどっているので、小ぶりで細長く作られているんです。 <萩の花[/caption] [ad]
粒あんとこしあんの意味は?
「ぼたもちとおはぎが、
それぞれの花をイメージしているなら、
こしあんと粒あんの違いも、そこからなのね?」
残念ながら、ちょっと違うようですよ~( ̄ー ̄)ニヤリ
じつは、小豆の収穫時期 が、
2つの違いに大きく関係があったんです!(^O^)!
小豆の収穫時期は、ちょうど秋の彼岸の時期に重なります。
収穫されたばかりの小豆は、皮も柔らかくて、
一緒につぶして使っても、口当たりのよいあんができます。
でも、春のお彼岸は、冬をこして皮がかたくなった小豆を
使うことになるので、皮ごと潰すと、食感が悪くなるんですよね(´・ω・`)
なので、こしあんを使うってわけなんです☆彡
あん一つをとっても、今あるものを、
できるだけ美味しく食べようとする
生活の知恵ですよね!
とはいえ、保存の技術が発達した現代では、
いつでも柔らかい小豆が使えるから、
あえて区別する必要はないのかもしれません。
けれど、日本人らしい風流がこ込められている と考えると、
季節ごとに、違う形でおはぎとぼたもちを楽しむのもいいですよね(^O^)
まとめ
いかがでしたか?
さてさて、得意満面で、娘に講義いたしました。
「材料が一緒だからなんて、同じでしょうなんて、
単純なものじゃないのよ。
日本の風流が込められてるのよ~」
(き、きまった~~~!知的な母よね~(*´艸`*)きゃ~ )
「へ~、よっぽど暇な人が考えたんだね、変なの~」
こ、この娘は・・・・なんて情緒のないこと・・・(-_-メ)
現代っ子には、風流が通じないの??
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