「ピンからキリまで」って、聞いたことありませんか。
物の値段などでよく使われますね。
一般的に、「最高から最低まで」
といった意味で使われているけど、
どっちが最高で、どっちが最低なのか知ってます?
何気なく使っている言葉の違いを知っておくと、
いざという時に、あなたの株がググーンと上がる
チャンスになるかもしれませんよ(^^)
そこで、今回は、知って得する豆知識!
「ピンからキリ」
その意味と由来をキッチリと
お伝えさせて頂きます。
ピンキリの語源と由来は?
そもそも、ピンキリはいつから使われていた
言葉なんでしょうか?
省略されているところを見ると、
つい最近の言葉なのかと思っていたんですが、
調べてみると、その歴史は古く、室町時代までさかのぼります。
海外との交流が盛んになり、外国から入ってきた言葉
「ピン」が由来になっていると言われています。
このピンですが、
ポルトガル語の「pinta」(点数)という単語が
語源です。
海外との交流が盛んになると同時に、
ポルトガルから「天正カルタ」と言われる、
カード遊びが伝わってきました。
このカード遊びの時に、1点をピンと呼んでいました。
続いて、キリについてみていきましょう。
キリは、日本語の「キリ」からきています。
天正カルタの札は、全部で12枚ありました。
最後の札を「キリ」と呼んでいたことが、
由来になっています。
これは、「きりがつく」「きりをつける」いった、
区切りを表す言葉で、
終わりや最後といった意味です。
ここまで、
ピンとキリの由来についてお伝えしましたが、
今までの話だと、ピンは「最低」の意味になりそうですね~
だって、点数が1点で最低なんですから。
となると、ピンからキリまでの意味は、
「最低から最高まで」
あるいは、
「最初から最後まで」
といった意味になるんでしょうか。
ところが、そうじゃないんですよ( ̄ー ̄)ニヤリ
その理由を次からお伝えしますね☆彡
ピンキリの意味は?
確かに当初は、
- ピンが最初・最低
- キリが最後・最高
と考えることが出来ます。
しかし、現在では、
全く逆の意味で使われているんですよ。
つまり、
- ピンが最初・最高
- キリが最後・最低
の意味で使われているんですね。
そのように使うようになったのは、江戸時代からです。
その時は「ピンからキリまで」と略さずに使い、
最上から最低まで、最初から終わりまで
といった慣用句になったんです。
「キリ」は、昔からある言葉で「終わり」「際限」などといった意味です。
「これっきり」などは、今でも使われていますね。
おしまいといった意味で「キリ」が
最後になったという説があります。
その後、昭和に入り「ピンキリ」と略されるようになり、
「様々」「いろいろ」といった意味でも使われるように
変化しました。
まとめると、現在では、
ピンが上でキリが下ということになります( ̄ー ̄)bグッ!
間違って反対に使うと、恥をかくことがあるので、
気をつけてくださいね(;^_^A アセアセ
まとめ
いかがでしたか?
何気なく使っている言葉にも、面白い歴史がありましたね。
ちょっとした豆知識が会話を弾ませるので、
ぜひ、使ってみてくださいね♪
コメント
大正カルタと天正カルタの2つ
出てきましたが
なぜ2つの呼び方が混ざったのですか?
骸骨さま
初めまして。
コメントありがとうございます。
大正カルタですが、
私の書き間違えで、天正カルタです。
本当に申し訳ありませんでした。
ご指摘頂くまで気がついていませんでした。
早速修正させていただきました。
教えていただいて本当に助かりました。
ありがとうございます。
とても分かりやすい説明でした。ありがとうございます。これからも訳が分からずに使っている言葉の解説をよろしくお願いします。
ヒロピンさん
コメントありがとうございます!
お役に立ててよかったです(*^_^*)
これからも頑張りますのでよろしくお願いします。