「お詫びの品って、のし紙はどうするのかな?」
「お祝いごとじゃないから、白黒?」
人間ですから、失敗するつもりがなくても、
ついウッカリなんてことはありますね(´・ω・`)
「じつは、上司からお詫びの品を持って、
謝罪に行くように言われてるんだ」
そうですね、それがいいと思います。
しっかり謝罪すれば、きっと許してもらえますよ。
・・・って、どうしたんですか?
なんだか、元気がありませんけど、
失敗して落ち込んでるだけじゃなさそうですね。
「お詫びの品を準備するマナーがわからなくて・・・・。」
なるほど~、
お詫びの品を準備するときのマナーで悩んでたんですか。
たしかに、お詫びのマナーで一番悩むのが、のしの種類と表書きです^^;
ここで失敗すると、
さらに相手を怒らせてしまうこともありますからね。
そこで、今回は、
について、きっちりお伝えします。
このページを最後まで読めば、お詫びの品の準備は完璧です。
のし紙と水引のマナーについて
まずは、のし紙と水引のマナーについてお伝えしますね。
この機会にしっかり覚えておくと、ビジネス以外でも役立ちますよ。
品物を贈るときに気をつけるのは、のしと水引の種類です。
だってここで間違えてしまうとお祝いの気持ちもお詫びの気持ちも、
相手に伝わらず、不愉快な思いだけを届けてしまいますからね!
つぎからそれぞれについて、くわしくみていきましょう。
水引のマナー
水引は、ご祝儀袋や不祝儀袋に使用されているので、
目にしたことがあると思います。
慶弔全般に使用されている
水引は色や本数、結び方にもそれぞれ意味があり
意味に合わない水引を使うことは、
大きなマナー違反になるので注意してくださいね( ̄ー ̄)bグッ!
水引の種類は、大きく分けて次の2つになります。
-
- 蝶結び
- 結び切り
水引の結び方に意味があり、使う場面に応じた使い分けが必要になります。
-
- 蝶結び
何度でも結び直せるので、
何回あっても良いお祝い事(出産・進学等) - 結び切り
解けないようになっているので、 二度と繰り返してほしくないこと(結婚・病気見舞い)
一般的に水引の色は、
- 蝶結び
-
- 慶事(けいじ)・・・・・赤白
- 弔事(ちょうじ)・・・・黒白(黄白の時もあり)
のように使われています。
つぎは、のしについて見ていきますね。
のし紙のマナー
「のし紙って、品物を包む紙のことでしょ」と考えてる方もいらっしゃるようですが、
正確に言うと違うんです。
正式には、品物を包んでいる紙は掛け紙と言います。
では「のし」とは何かといいますと、
右上の飾りの部分を指すんです。
「のし」とは、のしあわびのことで 昔はお祝いごとにお酒とあわびをのしたものを贈り物に添えていました
最近では、のしを印刷した紙が出まわり、それを「のし紙」と呼ぶことが多いため、
掛け紙=のし紙いった誤解 があるんです(;^_^A アセアセ
もう一度整理すると、
- 慶事・・・のしが必要
- 弔事・・・のしが不要
このように区別が必要なので、注意してください。
ところで、お詫びはお祝い事ではありませんね。
単純に考えると、
- 結び切り
- 色は黒白
- のしなし
になるのかといえば、そうではありません。
いくらお祝いごとではないと言っても、 弔事にもちいる黒白はNGです(;^_^A アセアセ
なので、もし水引を使用するなら、赤白の水引を使います。
でも、この赤白の水引をどう思うかは、
受け取る相手の気持ち次第になります。
お祝いごとでもないのに失礼だ
と感じる人がいないとも限りません。
そう考えると、無難なのは、
- 水引なし
- のしなし
の無地の掛け紙を使うことです。
管理人個人の考えですが、
あえて水引やのしを省き、シンプルにすることで
謝罪の気持ちがストレートに伝わると考えています。
私の子供が小学生の頃、廊下を走っていた男の子にぶつかられて、
手首を打撲したことがあります。
後日、お母さんがお詫びに見えたんですけど、 その時にお菓子を持ってきてくださいました。
丁重なお詫びとともに差し出されたお菓子の箱は、
シンプルな包装で、かえって誠意を感じました。
これが過剰な包装だったとしたら、
「物でごまかそうとしてる」
なんて捻くれてとっていたかもしれません。
水引とのしについてわかったところで、
つぎは表書きについて詳しく説明します。
お詫びの時の表書きは?
お詫びの表書きは、
相手にかけた迷惑の度合いによって違います。
お詫び < 陳謝 < 深謝
このように、右へ行くほど重度のミスの時に使います。
「一番反省が伝わるのは「深謝」だから、 全部これにすればいい」
そんなとんでもないことはしないでくださいねヽ(´Д`;)ノアゥア…
小さなミスを大げさにお詫びすると、
馬鹿にしている
なんて誤解されかねませんよ。
自分の状況に合わせて
表書きを選ぶことが大切です。
迷った時に相談する場所
ここまで、お詫びの品のマナーについて、お伝えしてきました。
水引も、のしもない掛け紙が一番無難ですが、
地域によって風習に違いがあり、水引がないのは失礼にあたるケースも有ります。
「初めての経験でよくわからない」
そんな時に頼りになるのが、会社の総務部です。
お中元やお歳暮などの贈答品も
総務部で手配していることが多いです。
なので、贈答品に精通している社員さんがいるはずです。
その方に相談すると
地域の風習がわかるので安心ですよ( ̄ー ̄)bグッ!
もし、そういった部署がなければ、
ベテランの事務員さんに相談してみてください。
きっとご存知だと思いますよ。
じつは、管理人も新入社員の頃、
パートのベテラン事務員さんに助けてもらったんです(*^_^*)
管理人は、自分のお詫びじゃなくて
用意を頼まれたんですけどね。
当時の管理人は、恥ずかしながら、
のしってなに?って
レベルだっだんです(^_^;)
のしや水引のマナーはもちろんのこと、
相手の会社の社長さんの好みもご存知で、
すごーーく助かったんですよ。
お詫びの品を準備するにしても、
相手の好みがわかれば、準備もしやすいですからね!
頼られて悪い気がする人なんて、まず居ませんから、
ぜひぜひ相談してみてください。
まとめ
お詫びの品についてのマナーをお伝えしました。
お伝えしたことをまとめると
- 掛け紙にのしは付けない
- 水引はなしが無難(地域の風習に従う)
- おかけした迷惑の度合いによって、表書きは違う
- 総務や事務員さんに相談してみると安心
お詫びの気持ちをこめて持参した品物が、
かえって相手を怒らせてしまうことにならないように、
きちんとポイントを抑えて準備をしましょう。
あとは、誠心誠意お詫びするだけです。
いろいろ不安でしょうが、がんばって下さいね!
↓↓もオススメの記事です。ぜひ合わせてお読み下さい。
コメント
とても参考になりました。
お詫びタイミングは急に来るもので、品を用意した後こちらのページを見つけました。のし付けてしまいました…
この経験を次回に生かします。ありがとうございました。
横塚様
はじめまして、管理人のわかなです。
のしをつけても、相手の方の考え方しだいですので、
実際に気にされない方もいらっしゃいます(*^_^*)
なにより、きちんとしたお詫びをされたと思いますので
横塚様の誠意はきっと伝わってらっしゃると思います。
この度は、コメントを頂いてありがとうございました。