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雛人形の正式な飾リ方・お内裏様は左?右?方角に決まりはあるの?

季節の百科事典

「雛人形のお内裏様は左と右 どちらに置くの?」
知り合いから、メールでこんな問い合わせがきました。

一体どうしたのかと思ったら、
家を新築したので、長年の夢だった
お雛様を購入したそうで。

アパートでせまくて飾れないので、我慢していた娘さんも
大喜びで飾るのを楽しみにしていたんです。

ところが・・・
いざ飾ろうとしたら、飾り方が違う、
お友達の家で見たお内裏様は「右」にあった
そう言い張って仕方ない。

知り合いのママが言うには、自分の実家では、
お内裏様は左だったので、
「最近は、違うのかしら?」
と、困ってしまったんですね。

そこで、娘のいる管理人に確認してきたってわけです。

管理人宅では、お内裏様は向かって左側に置いていました。

でも、改めて確認されると、
も、もしかして違ってるの・・・?(´・ω・`)

なんだか不安になってしまい、
いろいろ調べてみたんですよ。

すると、面白い事実にたどり着きました☆彡

そこで、お内裏様の置き方で、
悩んでいるあなたにもシェアしますね(・ω<)

あなたの「気になる」は、わたしの「気になる」♪

ではでは~、レッツ・スタディーターイム!

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雛人形の飾り方は地域で違う?

お内裏様を右に置くか、左に置くかの違いは、
地域によって変わります。
大きくは次のように分かれています。

<<古式>>
【京都含む西日本 … 京風飾り】
左(向かって右)に男雛
右(向かって左)に女雛

京風飾りの雛人形

京風の飾り方

<<現代式>>
【東京含む東日本 … 関東飾り】
右(向かって左)に男雛
左(向かって右)に女雛

関東封飾りの雛人形

現代式の飾り方

 icon-check-square 最初は京風の飾り方だった

最初は、京風の飾り方(お内裏様が向かって )が普通だったようです。

というのも、昔の日本では向かって右が「上位 」の場所とされていたんです。

このため、江戸時代から大正時代までは、
お内裏様が向かって右に置くのが当たり前とされていました。

だったら、いつからお内裏様を向かって左に置く飾り方をする
地域が出てきたんでしょうか?

その答えは、身近な歴史の中にありましたよ♪

じつは時代の最先端の並べ方だった

いつから、お内裏様が左へ置かれるようになったのか?

悩んでいる女性

答えは「昭和になってから」なんですよ(^O^)v

いろんな説がありますが、一般的に言われているのが
昭和天皇の即位の時からとされています。

その理由を詳しく見てみると、
昭和天皇は、即位の時に、プロトコール(国際儀礼)に従って、
向かって左 に立たれたんですね。

それ以降、東京地域の人形組合が左右を入れ替えて
飾ることを決めました。

もともと、雛人形は、天皇皇后の並び方を表しているので、
こういった変化をしたってことでしょうか。

昭和天皇が即位されたのが
1926年(大正15年)

現在が、
2015年(平成27年)

その差、89年・・・
つまり関東風の並び方が出来てから
まだ、約90年 しか経っていないわけです^^;

なので、古くからの伝統を重んじる地域では、
今でもお内裏さまは、向かって右の京風の飾り方なんです。

知り合いママさんの娘さんが見た雛人形は、
「京風」に飾ってあったんでしょうね。

現在は、飾り方にどちらが正しいといった決まりはありません
なので、ご自分の好きに飾っていいんですよ。

 icon-check-square お雛様を見分ける方法

ご自宅の雛人形が、京雛かどうか見分ける方法があります。

三人官女の真ん中のお人形が、何を持っているか で見分けるそうです。

関東式の時は、三宝を持っていますが、
京式は島台(松竹梅の造花をのせた板のような物)を
持っています。

ちなみに、管理人宅のお雛様は、
松の乗った島台を持っていました・・・

京雛だったんですね・・・(´・ω・`)

ずっとお内裏様を関東風に左に飾ってたんですけどね(;´∀`)

方角は決まっているの?

雛人形のように、縁起を担ぐものを飾る時に、
気になるのが方角ですよね~。

でも、雛人形に関しては、方角の決まりはないので
お好きな場所に飾って大丈夫(*^_^*)

どちらかと言えば、

  • 直射日光にあたらない
  • 湿気が少ない

といったように、人形を痛めない場所を選んで、
飾ることのほうが大切ですよ。

まとめ

いかがでしたか?

あたりまえだと思っていた、お内裏様を置く場所ですが、
歴史が大きく関係していたんですね~

歴史を習う高学年のお子さんだったら、
雛人形を飾る時に、歴史の話をしながら飾るのも
楽しいですよ(^O^)v

※追記(2017年2月17日)

お内裏様とは、男雛と女雛の二人のことを指すそうです。
このため記事中のお内裏様は男雛のことになります。

nerumamaさん、教えていただいてありがとうございましたm(_ _)m

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